小牧驛の西にあり、別名を「飛車山」ともいい、松・檜・竹等が生い茂って、四季を通じて翠(みどり)の色をみせる。この山は平原の地に独立し、頂上から国中を眺望する風景は比べるものがなく、大和の香具山・うねび山を彷彿とさせる。
『晝錦行』
望小牧山
雨後輕風野色閑。舊懷遙促碧雲間。義軍今猶眼中在。千春獨立小牧山。 家田大峰
(:小牧山を望む 雨の後、野は閑かに軽やかな風が吹き、碧い雲間に遥か昔を思い。義軍の姿、今なお眼中に在り。千年の春独り立つ小牧山。
小牧山にて
似合はしき木の間尋ねて三日の月 卓池
参考:『尾張名所圖會 後編 巻三』(岡田啓・野口道直、明治十三年-1880)