布袋野を開拓した村瀬氏の総本家で、呉服屋だった。村瀬氏は鎌倉時代末、井口(岐阜)の武士から分家して布袋野を開拓した。近郷の産物を集め販路開拓した。
現在の布袋の町の北の端に位置するのは、昔は南側は池や沼のある湿地で、北側は土地が高く干上がった河原だったため。
村瀬一族の総本家の屋号は乾屋で、その他の店もこの屋号を称している。出稼ぎの際に「乾(いぬい-戌亥、北西)の方角の市場へ行ってくる」といったことなど乾の方向に縁起を担ぐ意味もあったと推測される。
参考:江南市教育委員会・江南市史編さん委員会『江南市史 本文編』(愛知県江南市、平成13年)584-586頁