羽塚山(うちようざん)無量壽(じゅ)寺。東本願寺直末の院家である。もとは天台宗であったが、釋了善の時に現在の宗旨に改め、中興の開基となった。了善は初め大河内藤原國連といい、長く禁中(宮中)に奉仕していたが、出家後、当寺に来て親鸞上人を帰依し改宗した。
三州(三河)にも同號(号)の寺があり、共に祖師上人(親鸞)が名付けたと伝わる。
本尊 阿彌陀の立像。
塔頭 信光院・浄土寺・放光坊の三宇。
寺寶 聖太子御作の阿彌陀の木像、この他に奇品許多あるが略す。
参考:『尾張名所圖會 前編 巻六』(岡田啓・野口道直、天保十五年-1844)