当地角岡村の里民は朝夕この井戸の水を汲む。その水はきわめて清く、慈覺大師が加持した名水と伝わる。
いつも元旦に井戸の中に松影が見えるいうが、近くに松の木はない。人々は皆これを怪しみ「盧松の井」となったのを、のちに唐松の井とは呼び習わすようになった。
参考:『尾張名所圖會 前編 巻六』(岡田啓・野口道直、天保十五年-1844)