小原集落の中央に位置する白山神社の奥山一帯に築かれた小原城は、戦国時代の山城で、石塁などの石組みを使用しない古い形式の城である。

当城は標高296メートルの本丸跡を中心に、約200メートル四方に構築され、竪堀を多用する。本丸は三段の平坦地で構成され、その南端には櫓台があり、東南部に出丸、西南部には空堀や土塁などの防御施設がある。

城主の小倉織部は不明な点が多いが、天文二十一年(1552年)に御嵩城主の小栗信濃守とともに土岐郡の高山城を攻めた際、最終的に武田信玄の配下に入ったことが「濃州小里記」に記されている。

さらに、小原集落や周辺の謡坂、西洞地区ではキリシタン信仰に関する遺物が発見されており、この地が「隠れキリシタンの里」で、城主小倉氏一族も関与していたと伝えられる。

白山神社の本堂の脇から登る。


可児郡御嵩町小原
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