明治初年(1870)頃から1962年の犬山頭首工完成で河原が無くなる迄、毎年旧暦の8月に三光寺の川祭りが行われた。まきわら船5隻が提灯を灯し花火を打ち上げながら、川上から下ってくる。山車のある13町内が交互に2台づつ、鵜飼町・材木町・内田からも出て犬山城下に6隻が浮かんだ。
まきわら船というのは、2隻の船を平行に並べ、その上に犬山祭の山車と同じ要領で屋台を組む。違うのは屋根の部分で、大きな傘のようになっていて、そこにびっしり提灯を付ける。芯提灯は1年をあらわして12個、うるう年には13個、全部で365個を付ける。水にちなんだ夏の疫病よけの神事。
千田英元『木曽川の水と尾張地域』(非売品、1984年)288頁