練屋町和泉屋で作られる。忍冬及び香薬を調合して、焼酎のように作る。その香りは俊烈で、まろやかな日本酒とはたいへん異なる。『本草綱目』の陶弘景の説には、忍冬の煮汁で酒を造って飲めば、虚弱を補い、風を治し、寿命を伸ばすといい、その功能はこの酒も同じであるだろう。『大和本草』に、忍冬酒出于紀州者爲佳品(:紀州産の忍冬酒は最上品とする)とあるが、この犬山産は大いに勝る。

参考:『尾張名所圖會 後編 巻六』(岡田啓・野口道直、明治十三年-1880)

犬山市犬山東古券633番地
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