岩倉村にある。この社を太一大見大明神と称す。祭神は豐受皇大神。國常立尊・伊弉諾尊・伊弉册尊を相殿とする。『神鳳抄』(建久四年-1193-書出し)に「外宮新溝御厨」云々「新溝神領」云々とあることから、豊受宮を祀るのはそのような事からである。もともとかの神領(伊勢神宮領)で、後世まで伝わり、天正十一年未(1583)八月二十一日、文禄三年午(1594)十二月十一日、 慶長七年寅(1602)十一月二十三日、伊勢の祠官より届いた書状がある。またここを現在も伊勢町と呼ぶのもめでたい事である。また慶長十年巳(1605)十月十日、性高院君御造営の棟札がある。
末社 子安社・市神社・山神社・白山神社・天神社。
例祭 六月十六日。車楽三両を出す。
参考:『尾張名所圖會 後編 巻六』(岡田啓・野口道直、明治十三年-1880)