牧田門前にある。文安元年(1444)、永源寺の僧・悦岩が真言宗の義仲寺を改宗し、寺号を宝珠院と改め、禅宗の臨済宗永源寺派として開山した。
有力な壇越は応永年中に当地へ落ち着いた若山飛騨守政家(道宗)と考えられ、寺内には「道宗禅門嘉吉三年八月□日」と刻まれた五輪塔(逆修塔)がある。当寺は、木曽神社を鎮守とし室町時代には大寺院だったようで、牧田「門前」という地名もこれに由来する。
境内には宝篋印塔八基、四足五輪塔二十基、一石五輪塔四十基、ほか石仏八体ある。
参考:『上石津町史』(上石津町、昭和五十四年)163頁