本町通伝馬町の角にあり、官道の馬継所である。京の方、清須宿へ二里(約7.9km)、江戸の方、熱田宿へ一里半(約5.9km)の距離。慶長十八年(1613)より宿駅となる。旅籠屋も玉屋町にあって、東西南北の分岐点であるので、京・大坂より吾妻(あづま)へ下る官人も、伊勢路より信濃の方へ通る旅客も、公私を論ぜず、みなこの所を往来せずにはいられず、また町の中央なので、制札もここに立てられた。半町ばかり東の方には火の見櫓を置いて、不段で見はる番人を置いた。

参考:『尾張名所圖會 前編 巻一』(岡田啓・野口道直、天保十五年-1844)


名古屋市中区錦3丁目1番26号
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