月光山西岸(さいがん)寺。西端村にあり。浄土宗、成岩村常樂寺の末寺。
当寺は海に臨みて、波濤が常に大門の下まで打ち寄せつつ、凡俗の塵垢を一洗する清浄の梵宮にして、風光もまた大いによし。
後園のうめを
冬の梅 人のゆだんを さきにけり専阿 冬の寒いなかに、季節を先取りして人の油断をついて梅の花が咲く春
参考『尾張名所圖會 前編 巻六』(岡田啓・野口道直、天保十五年-1844)