高蔵寺村にある。天台宗、野田村密蔵院の末寺。開創年月は不明。山号は燈明山。永正七庚午年(1510)僧玄慶が中興した。本尊薬師如来は、玉野川の深い淵から白い鹿に乗って上りなさった霊像で、その淵からは龍燈も献じられた。山號の燈明山はここから起こり、その淵は鹿乗が淵と名付く。

往古は十二坊あったが、永禄(1558-1570)の兵火にかゝり堂塔僧坊悉く灰燼となり、實相坊一宇のみ残る。今の寺はこれである。その他の十一坊は、一山のなかの所々に古跡を残す。図を見て知ることが出来る。鎭守山王社・金毘羅社・観音堂がある。また寺宝に曾呂利惣八の刀がある。

参考:『尾張名所圖會 後編 巻四』(岡田啓・野口道直、明治十三年-1880)

春日井市高蔵寺町北5丁目1039番地
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