現在日出神社がある所に愛宕山大乗院があり、徳林寺が向かいにあった。
當山派の修験紀伊国の根来流の一派で、今は高野山の預かりである。慶長五年(1600)三位中将忠吉君(松平忠吉)が建立し、清須の朝日村に在った大圓坊を、同十六年(1611)こゝにうつして、今の号に改めた。
名古屋で相撲の勧進興行が行われる時は、多くの場合この境内で興行をするが、江戸両国の廻向院で興行する慣例に同じである。
参考『尾張名所圖會 前編 巻二』(岡田啓・野口道直、天保十五年-1844)