本遠寺

妙光山本遠寺。白鳥の南の田中町にある。日蓮宗、京都本遠寺の末寺。日蓮上人の直弟子で、九老僧の一人である日證が応安年中(1368-1375)建立し、康暦二年(1380)八月一日に示寂した。年百二十歳余。勅命により「本乗阿闍梨」の号を贈られた。永禄十年(1567)八月七日、法華堂本遠寺にて連歌が催された旨が、紹巴の『富士見道記』に見える。

  • 本尊:釈迦の木像。脇壇に鬼子母神・日蓮の像、および十羅刹女・日朗・日証の影像を安置する。昔、日蓮が東国から京る際、百日間読経をしたという法華堂であり、もとは熱田御本社の境内にあったが、神職らがここに移して「釈迦堂」と号した。
  • 客殿:織田信長公の書院を移築したもので、九間梁(約16m)・十三間(約23m)の大建築である。
  • 二天門・妙見社・鐘樓等あり。

参考
『尾張名所圖會 前編 巻四』(岡田啓・野口道直、天保十五年-1844)

名古屋市熱田区白鳥2丁目3番20号
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