杉野村は、もとは享禄三年(1530)六月の伊尾川の氾濫と河道変化によって生まれた集落で、大野郡公郷村から引き離された赤池という部落であった。それまでは伊尾(揖斐)川本流は公郷村赤池(杉野)から西南へ流れ、白鳥と砂畑の間を通り、上田・東野・六之井・八幡の地を過ぎ、不破郡赤坂の東を経て南流していた。

しかし洪水によって川筋が変わり、公郷村を割って東南へ向かう新河道(佐渡川)が形成された。こうして公郷村から川西に分離された赤池部落は、天和三年(1683)から杉野村と称して村高166石余の村として分立して展開した。

参考:『池田町史 通史編』(岐阜県揖斐郡池田町、昭和五十三年)352頁

揖斐郡池田町杉野67番地