藏王村にある。
明治以前は蔵王権現と称した。往古、大和國吉野の藏王権現をここに勸請したと云う。
その傍に蒲櫻がある。これは藏王の愛する花で神木として植えたという。色は淡紅にして艶色あり、古歌に檜物のかば櫻と詠するのはこれである。
参考:『近江名跡案内図』(静里北川舜治、明治二十四年-1891)426頁