山頂に巨石が屹立し、あたかも岩石が積み重ねられたかの状態から重ね岩とよばれる。
火山岩で、径5m、高さ6mと縦長で、表面には苔が群生している。
浅間神社(現犬山市)の祭神が、自身の住む山をもっと高くしようと思い、鬼に
私の山の頂上に大きな岩を積んで、他の岩より高くするように
と命じ、鬼は大きな岩を探し出し、北の国から運んできたが、あまりの重さに運びきれず、平曽の山に載せて退散した。これが現在の重ね岩とされる。
この岩は古代山岳信仰の対象となっていたもので、傍らの白山社には古い棟札が納められている。
参考:『かわべの文化遺産』(川辺町教育委員会、平成14年)49頁