いかだばえ。北方村木曽川にある。白ばえのちいさいのが、初冬より早春まで、寒水を厭い、水の淀みあるいは船筏の下にあつまり居て、奔流を凌ぎ、また鵜・鴨等の害を避けているのを、細かい網でとり、醤油で煮詰め、生姜・山椒など加えて、曲物や箱に入れて、四方に売る。伊勢の桑名のしぐれ蛤のごとし。清潔で味よく、世の人がたいへん愛でる。

参考:『尾張名所圖會 前編 巻五』(岡田啓・野口道直、天保十五年-1844)

一宮市
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