闇森の西、堀川に渡せる橋である。

古歌に詠まれる「古渡の舊橋」はここには無く、幕末頃まで犬御堂稲荷の間の溝に、古き橋杭が横たわっていたが、まさしく舊橋の名残で、この場所から西の方、露橋村・上中村などを経て、萱津の方へ通る道を今も小栗街道と呼ぶ。諸國に小栗街道とあるのは古道の通称であるので、歌人の飛鳥井雅経卿の通ったのも、このあたりから遠くないだろう。

参考:『尾張名所圖會 前編 巻一』(岡田啓・野口道直、天保十五年-1844)

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