玉井村にあり。創建の年月は定かでないが、たいへん古代からこゝに鎮座し、山城の御本社と同じく、世にもてはやされる事は、雅経卿の『思ひいづやみたらし川にせしみそぎ』と詠みなさったことで知られている。また、当社雷避の守札を出すのは、別雷神の霊験が著しいためである。祭神は加茂御祖神別雷神。

瑞籬・拝殿・御供所・神馬舍。古棧門、これは古代の物で、左甚五郎作とも武田番匠の作ともいい伝えられている。その他神橋・鳥居等がある。

末社は春日社・稻荷社・金毘羅社・八剣社・天王社等。

神宝は古い狛犬・獅子面・古太刀・短刀等たいへん多い。

例祭 八月二十二日。当村をはじめ同郡外割田村・三ツ法寺村・中島郡奧村・濃州羽栗郡光法寺村・南及村等より、獅子舞・馬の塔・笹踊、その他種々のねり物を出す。濃州からは木曽川を船で渡り来る様子もまためざましい。

神主岩田氏。

参考:『尾張名所圖會 後編 巻五』(岡田啓・野口道直、明治十三年-1880)

一宮市木曽川町玉ノ井穴太部4番地
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