※当地にもと葉栗郡役所が置かれていたためここに置く。

当郡は尾張国のうちの北西の極地で、東西は長く、南北は縮んでいる。『民部省圖帳』に、葉栗郡行程東西二十余里、南北二十二里七十歩とあり、古制の六町一里を基準に記されている。

天正十二年(1574)、北の方の木曽川の向こう岸の数十村が美濃に附属されたため、今のようになった。その美濃につく地は「羽栗郡」と書き、「葉」を「羽」とする。

東は丹羽郡の隣、南から西は中島郡に接し、北から北西は木曽川を境とする。山がなく平らで、田畑が多い郡である。

参考:『尾張名所圖會 後編 巻五』(岡田啓・野口道直、明治十三年-1880)

一宮市島村更江69番地