西堀江村にあり、尾張国三十三観音の一つで、浄土宗、名古屋阿彌陀寺に属す。もとはこの地にあった堂を、慶長十八年(1613)阿彌陀寺の境内へ移したが、天保三年(1832)に旧地に移し、堂塔大きく建て連ね、繁昌の霊地となった。その再建の時、この地から永享年中(1429-1441)の古い五輪一基を堀り出した。寺が古くから当地にあった事が確認された。

本尊十一面観音は、大和國長谷寺本尊と同木同作である。寺號は称していなかったが、名古屋杉屋佐助という者が志願し、弘化三年(1846)假堂を建て、安政三年(1856)終に今のような一寺となり、僧田內が中興とされる。

参考:『尾張名所圖會 後編 巻三』(岡田啓・野口道直、明治十三年-1880)

清須市桃栄3丁目83番地
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