伴中山村にある。厩戸皇子が開基し、往古は堂塔宏壮にして、寺領二千石あったが、元龜(1570-1573)の兵乱で焼亡した。現在、諸堂・大日塔・二王門・僧坊三十八ヶ所の残礎が残る。

境内に熊野神社がある。應永七年(1400)、住僧・淨行は熊野に三十三度参詣してこれを建てた。西南約四町余を隔て「鐘池」と称する直径約1.5mほどの小さな池があり、旱魃の時は村人が雨を祈る。

参考:『近江名跡案内図』(静里北川舜治、明治二十四年-1891)436頁

蒲生郡日野町中山1940番地
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