常石(とこし)天神社、奥條村にある。俗に藏王の社と称す。『本國帳』に従三位常石天神とある。伝えによれば、昔は社地が千代ヶ峯(今の社の北)にあったが、明應年中(1492-1501)今の地に移り、高宮山と号するようになった。
また常滑の郷には神祠が三基ある。中宮は同村の大善寺の鎮守。西宮は北條村にある。高宮が当社である。また鎮座の舊地や重修の年紀等に来歷・由緒が多いが略す。
参考:『尾張名所圖會 前編 巻六』(岡田啓・野口道直、天保十五年-1844)