柏原と長久寺の間に野瀬野ヵ原という原野があり、ここに白清水という所がある。古歌に玉の井と咏する。土人によると、往昔、小栗判官兼吉という者が青墓の宿で、盜賊に毒酒を呑まされ既に命を失わんとした。愛妾・照手姫はこれを哀み熊野本宮の湯に入れて治そうとした。途中、この地に至って狂のように悲歎したため、狂女谷という所があり、その時に照手の化粧の白粉が流れて水を染めた故に白清水という。

参考:『近江名跡案内図』(静里北川舜治、明治二十四年-1891)422頁

米原市柏原1307番地1
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