石塔村にあり、阿育王山正壽院と号す。寛弘三年(1006)二月、勅使が蒲生郡に至り宝塔を求めた。野矢光盛が野に猟をし、犬を率いて山に入ってこれを探していたところ、犬が一塚をめぐり三度吠えた。堀ってみると三層の宝塔があった。高さ/周廻約11m。勅使はこれを奏し、よって一寺を建立され石塔寺と名づいた。

後、火災に罹るが、比叡山の僧・行賢が再興した。德川家光の時(1623-51)に寺領十八石を寄付された。

野矢光盛の墓及び犬塚が境内に在る。

板井清水 車坂 

※正確な場所は不明
ともに市子村にある。板井清水は古歌に詠す。車坂は石塔寺への勅使の道。

参考:『近江名跡案内図』(静里北川舜治、明治二十四年-1891)438頁

東近江市石塔町860番地
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