西本願寺の直末。大永四年(1524)僧祐願が建立して清須にあったのを、慶長年中(1596-1615)に桑名町の東の南側に移した。その後、この地に移したが、いつの頃か定かでない。

本尊

阿彌陀如来の腹の内に、女の髪を絹に包んで納めてある。また一通の添状もあるが、長年あったとみえて、何れも破損し、 文字も消えて読みがたい。この寺はもとは京都の今出川に在り、こゝに移したと伝わるため、もしくは今出川家の姫君、或いは簾中などの遣髪ではないだろうかと寺僧はいうが定かでない。この仏像は春日の作といい伝えられる。


尾州淨教寺にて

燕も 御寺の鼓 かへりうて
 其角

参考
『尾張名所圖會 前編 巻二』(岡田啓・野口道直、天保十五年-1844)

名古屋市千種区鹿子町4丁目10番地
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