※詳細な場所は不明。今後検討の余地あり

池の南の方、神尾新田にある。池の水を丹羽郡及び春日井郡に引いて、田圃の水とする。この杁は世に珍しい製作で、大きな造りであることは言語に表せられない。

長さ十八間(約33m)、横五十四間(約98m)、うちの幅二間(約4m)余、高さ二間(約4m)余、十三扉をしかけて置き、ろくろでその扉を上下する。俗に第十三の扉を開ければ、その水は尾張の国中に充満するという。堤の広さ七十五間(約136m)、東西九十三間(約169m)ある。世に二つとなく壮観である。寛永十年(1633、酉)二月、池と同時に製造して、国中第一の大杁である。

参考:『尾張名所圖會 後編 巻六』(岡田啓・野口道直、明治十三年-1880)

犬山市堤下60番地