弘誓(ぐせい)山と号する。浄土真宗。寺伝によれば、橘諸兄の末流である大池忠吾国次は足利義政近侍の士として京都におり、蓮如に帰依して浄信と称した。蓮如から真筆六字の名号を授けられ尾張に下り、後年蓮如が尾張を巡鍚した際にはその行脚を助け、さらに六字の名号を受けた。

文明二年(1470)、浄信は当寺を建立し、当初は報光寺の末寺であったが、後に本山直参となった。

蓮如真筆の二幅の名号は寺宝と伝えられている。

昭和十九年(1944)八月から名古屋市中川区の八熊国民学校(現名古屋市立八熊小学校)の学童疎開を受け入れた。受け入れ先は、古知野町(現江南市)で滝実業学校・永正寺・報光寺・泉徳寺の一校・三ヵ寺、布袋町(現江南市)で宝蔵院・久昌寺・道音寺・常観寺・般若寺の五ヵ寺。本部は布袋町宝蔵院に置かれた。

参考:江南市教育委員会・江南市史編さん委員会『江南市史 本文編』(愛知県江南市、平成13年)173、174、660、661頁

江南市古知野町広見
種別