※いずれも詳細な場所は不明。瀬戸市馬ヶ城におく。

同村の山林馬ヶ城をはじめ所々にある。その内、藤四郎窯といい伝わるものは、椿窯・峯出が根窯・守宮窯・禪長庵窯・朝日窯・細倉窯・古瀬戸窯・源氏窯である。二代目藤五郎窯というものは猫田窯・南洞窯・板屋窯の三箇所。三代目兎四郎窯は茨迫間窯・古林窯・反窯・山脇窯等。この他、小屋け根窯・萱原窯・松留窯・保天嶺窯・水晶嶺窯・大垂窯がある。これは大垂窯で当所産土神へ献じて高麗犬を焼いたといい伝わる。また末社山神茶入といふ。この山神の境内に、後茶入を埋め、その上に椋の木を植ゑ置いたという。今は椋大樹となって残る。また源氏窯で飛鳥川の茶入を焼き、朝日窯で焼いた茶入を朝日春慶と称す。

参考:『尾張名所圖會 後編 巻四』(岡田啓・野口道直、明治十三年-1880)

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