当寺は初め天台宗であったが応永一七年(1410)、遊行第一一代自空上人が当地を巡礼の際、時宗に改宗した。

文永年間(1264〜1275)、伊予に生まれた一遍は浄土宗の一派である時宗を開いた。彼は念仏踊りを行じつつ全国を遊行し、六年間で勧進帳に記名した者は25万人に達したとされる。だが西美濃における時宗は振るわず、鎌倉末から室町期にかけて阿弥陀寺(現垂井町表佐)、金蓮寺(現垂井町垂井)、西光寺(現養老町直江)の三ヵ寺に創立や改宗があったのみであった。

参考:『新修 垂井町史 通史編』(垂井町、平成八年)191頁

不破郡垂井町
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